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次の日も、また、次の日も、アイツらは来ない。
どうしたんだ?
本当に………
今日は、仁と帰ろう。
仁は幼なじみだ。
「仁!一緒に帰ろうぜ!」
「あ…あぁ。」
冴えない顔だ。
仁が口を開く。
「どうしたんだろ?あの5人。」
やはり、この話題か。
「うん、そうだよな。オレ、電話してみる。」
「そうだな、それがいい。」
そして、田島の家に電話をかけた。
「もしもし、田島君のお宅ですか?」
「田島君のクラスメートの沢井秋人です。」
「はい、はい……分かりました。」
電話は、一方的に切られた。
「明日には行かせるだとよ。」
「けど気になるなぁ。」
仁が呟いた。
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