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それは、私が二十歳になった年の冬だった。
携帯の留守電に母からメッセージが残されていた。
《お母さんだけど、優元気?お母さんね、入院したの。また連絡するね》
私は戸惑いながら、公衆電話からだったのでかけ直す事もできず、困っていたら、父から電話がかかってきました。
【てか、お父さんにかければよかったのか】
そう思い、電話にでました。
「もしもし?」
「もしもし、優か?父さんだけど」
「うん、お母さんどうしたの?入院って」
「優、近いうち帰ってこれるか?」
「そりゃ、帰るよ~。お母さん心配だしさ。で、なんで入院したの?」
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