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夕方頃になるとハヤトは仕事から解放された。1日中働いていたわけだが、ハヤトはあまり疲れた様子もなく部屋に戻るなり私服に着替えた
「初めてでもなんとかなるものなんだな」
ハヤトは今日1日のことを振り返り、仕事について考えていた
専属といってもやっていることは普通の執事と変わらず、ただナギの身の回りのことという狭い範囲のみだった
まだ少年であるということからのルークと執事長による配慮なのだが、ハヤトが知るよしもない
ハヤトがベッドの上で伸びていると唐突にノックの音が聞こえたので、扉を開けるとそこにはナギの姿があった
「どうかしたのか、ナギ?」
「えへへ、やっと普通に話してくれたよぅ」
ハヤトはナギを部屋に迎え入れるとベッドに座るように勧め、自分は椅子に座る
「今日のお仕事お疲れ様。疲れてない?」
「あぁ、全然大丈夫だ」
「よかった」
ナギは安心したのかホッと一息ついて今日のことを唐突に話し始めた
ハヤトはそれを黙って聞きながら、窓から夜空に散りばめられた星々を見ていた。自分が本当に平行世界アルフヘイムに来たということを実感しながら
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