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5分くらいして、たまたま近くを清掃していたメイドにナギを止めてもらい。ハヤトは気分を直すため深呼吸を何度かする
その途中、ナギは申し訳なさそうに隣でハヤトが落ち着くのをあたふたしながら待っている
そして、ハヤトは気分が落ち着くとすでに怒る気も失せているため、ナギが取り乱した理由を訊いてみることにした
「それでなんでそんなに慌てたんだ」
「えっと……なんでだっけ?」
ナギが首を傾げて可愛くいうと、ハヤトはその場でずっこけた
「は、ハヤ君大丈夫!」
「大丈夫だ。だがなナギ。堪忍袋の緒が大丈夫かはわからんぞ?」
ハヤトは立ち上がると震える拳をナギの前に出す。さすがのナギもどんな状況かは理解できたので、すぐに頭を下げるが
「いつっ」
「あぅ」
見事にハヤトの顔面にクリーンヒットし、お互いよろけて壁にもたれる
痛みが治まってくると向き合う形で立つが微妙に気まずい空気が場に流れる
「…………」
「…………」
2人とも沈黙するが、意味は違うものでハヤトは怒りのあまりに、ナギはとても申し訳ないと思ってて
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