コンプリフェンシブ

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「まず、エレメントは覚えてる?」 「あぁ。物質に対する火、水、風、土。精神に対する光と闇だろ?」 「正解です」 ハヤトは頬杖をついて答えるとナギは咎めることはなく正しいことを告げ、先に進む 「ノーマルはエレメントによってやれることが変わるの。例えば風の中級魔法だったら飛行だったり、光の初級魔法だったら照明だったりね 簡単にいったら生活で楽になる魔法かな だいたいの人が取得するんだよ」 「へぇ。ナギは使えるのか?」 ハヤトが訊いてみるとナギはふるふると首を横に振って否定した 「なんでだ? ナギはある程度高等部で習う魔法を学んでいるんだろ?」 「んーと、使えない理由は後で説明するからちょっと待っててね」 「わかった。続けてくれ」 ハヤトに促されるとナギは創造魔法(クリエイト)の項目を開き、説明の続きをする 「クリエイト。物を造り出す魔法のことで習う技術によって【鍛冶】、【彫金】、【調合】、【錬金】の4つにクラスが分かれてるの 詳しいこというと長くなっちゃうから、また今度ね」 ナギは軽くウィンクしてクリエイトについての話をそこで終わらせた
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