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塔に設置されている飛行魔法専用の発着場に4人は降り立つと、ハヤトとナギは従者の人たちを見送り中に入った
中は白い大理石のようなものでできており、水が流れ、綺麗。その一言では足りず、他の言葉では形容しがたい綺麗さ
「す、すげぇ……」
「凄いでしょ。校舎もこんな感じなんだよぅ」
「俺の世界じゃ考えられんな」
ハヤトは呆気にとられつつもナギの後について戦闘高等科のある階層、5階を目指す
螺旋階段は塔の中央に位置し、2人はそれを上に1つだけ昇り、職員の集まる部屋へと向かう
「ついたぁ。それじゃ入ろっか」
「わかった」
2人は茶色の2枚ある扉をノックしてから中に入る
「おぉ、やっと来たか」
中に入るなり、ハヤトとナギは茶髪で20代前半くらいの男性に迎えられた
「お前たちがコンプリフェンシブの新生徒の中で最後の到着だ
俺は【魔撃】とお前たちの担任になるディム=アーレント
これがお前たちの寮の場所だ。じゃあな」
ディムは捲し立てるように自己紹介をし、2人にそれぞれプリントを渡すと自分のデスクへと戻ってしまった
ハヤトとナギは一瞬硬直した後、職員室を出ていった。その際に大きな鈍い音がして、2人は同時に苦笑いを浮かべた
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