14話 恋の袋小路?

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「あははは、一文字出ただけでも偉いって。僕はゲームに出てたから覚えてたけど」 恐るべし。ゲームと悠君の脳みそ。 そして私の頭を今度はぽんぽんと叩く。わしゃわしゃ撫でられるのとどっちが良いんだろう。 髪は乱れないからこっちの方が良いのかな。でも、身長縮みそうな気がする。ちょっとびっくりしたけれど、これくらいじゃ動じない。……ように見せなければ。 「悠君、良く覚えてたね」 「歴史シミュレーションの方は結構家臣出てくるからねー。それに出てればほぼバッチリ」 多分、私ならそんなに出てこられても覚えられないと思う。 「春野さんと、小清水さん、テストお疲れ」 悠君と逆に、とてつもなく疲れた顔をした山部君が現れた。
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