14話 恋の袋小路?

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「……お疲れ様……」 とは愛良ちゃん。 「お、お疲れ様……」 挨拶くらい、ちゃんと返そう。 「あはは、大和君めっちゃ疲れてるよねー」 と悠君は悪気がなさそうに笑った。 「日本史は良いけど、英語があったからな……」 苦虫を潰したような顔ってこういう表情のことだろうか。その後、山部君はため息をつき、 「俺は帰るけど、お前はどうする?」 と悠君に向かって言った。私と同じで早く帰って寝たり、休んだりしたいのかもしれない。 「あ、帰る帰る。二人ともじゃあねー」 「じゃあな」 悠君と山部君はそう言い残し帰っていった。 「……わたしたちも帰ろうか?」 「そうだね、帰ろ~」 学校にいたらいたでテストのこと考えちゃうんだけれど、寮に戻ったら戻ったでまた俊騎君のこと考えちゃうのかなぁ。
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