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始まり
朝の光が眩しく映る
その光で、僕は目を覚ました
「はぁ…今日も学校か」
呟いたところで誰にも聞こえはしない
何せこの家には誰もいないのだから
寝巻きから制服に着替え、下の階へと下る
もちろん、誰もいない
適当に朝食を済まし、制カバンを手に、家を出た
いつもと変わらない朝
いつもと変わらないこの景色
いつもと変わらないこの坂道
正直、飽きていた
この惰性は、いつまで続くのだろう
「こんなことを考えても無駄か…」
一言口にして、僕は学校へ向かう
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