幼い日の記憶

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「未來ちゃん!一緒にたべようよ?」 智尋はニッコリと微笑み、未來に向かって手を差し出す。 「うん!一緒に食べよ!」 智尋から差し出された手を握った未來は、智尋に引っ張られるように、駆け足でテーブルに辿り着く。 「智尋君お出掛け楽しみだね♪」 「うん!未來ちゃんは、お出掛けが好き?」 「未來ねぇ…散歩大好きなんだ!虫とか花とか…いっぱいいるから!」 手を大きく広げて(いっぱい)というゼスチャーをして、笑顔を見せている未來を見て、智尋はホッとした。 未來ちゃんが元気になってよかった…… 今日も泣いてたら…… どうしようかと思った……
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