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こんな時に誰だろう…
涙を拭いながら扉を開けると、
「……え、あれ?」
扉を開けた瞬間
目の前が真っ暗になる、
そしてすぐ近くに
嗅ぎ慣れた煙草と、香水の匂い…?
「……ごめん。」
大好きな匂いに安心していると
誰かが耳元でそう呟く
軽いパニックに陥っている私がきょとんとしていると…
「…怒ってる、よな…本当にごめん、ちゃんと直すから」
私の顔を覗き込んできている彼の顔、
ここでようやく
彼に抱きしめられているのだとわかる
「……~っ」
--彼が帰って来てくれた--
私は嬉しさのあまり思わず泣いてしまった
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