喧嘩

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「…えっ!?…そっそんなに嫌だったのか!?気付かなくてごめん!もうしないから…っ」 突然泣き出した私に驚いて、 オロオロしている彼 「…ちがっ…違う、の!」 涙を堪えながら、必死に伝える 「…もう、…っ…帰って来ないかもって、思ってたから…っく…う、嬉しくて…っ」 そう言い終え 呼吸を落ち着かせていると、 「……ごめん。不安にさせて、ごめんな…」 そう言って今までより少し強く抱きしめてくれた… 「…私の方こそ、ごめんなさいっ……嫌いだなんて言っちゃって、嫌いなんて嘘だから…!」 「もういいから…な?」 涙を指で拭いながら 彼が微笑みかけてくれる  
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