†Novel†

喧嘩

「ありがとう…っ､大好き!」

気持ちを伝えて精一杯微笑む

「…俺も//」

彼は顔を真っ赤にして言う

「顔真っ赤…っ(笑)」

「……うるせっ//」

そう言いながら彼は少し乱暴に、
だけどとても優しいキスをしてくれた…

「私達に大事な事を思い出させてくれた喧嘩に､少しだけ感謝しなくちゃね?」

「ばーか､でもまぁ…確かにそうかもな」

と､二人で笑い合った…

二人が一緒に居られるという
当たり前すぎて忘れてしまいがちな、
とても大切なことを忘れちゃいけないな､と

改めてそう感じながら、
私達はもう一度キスをした…