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時が一瞬止まった気がした
「…ごちそーさま」
「……は、」
確かに美形だと思った
(頭はもさもさ違和感たっぷりヘアーだが)
そう思ってたら、キスされた…
キス さ れ た !?
「お前っ…!」
目を見開いて相手の顔を見ると、ニヤリと笑い赤い舌で唇を舐めていた。
「いいねぇその表情…俺好みに調教したくなる…」
「は!?お前、頭オカシイんじゃね…」
調教とか一般人は言いません。そーゆー事を言って良いのは、ボンテージ着た女王様。んでそれを言われて良いのは"女王様ぁあああっ!"とか喋るドMな野郎だ。
ちなみに俺は女王様でもないし、ドMな野郎でもない。
ただの平凡だ!
「はっ、この状況で俺にそんな口聞いて良いと思ってんの?」
「んな事知るかよ。早く退いてくんない?邪魔なんだけど…」
コイツ…うざいわー。何がうざいって?…もう存在自体が。俺をイライラさせる奴ランキングでダントツのトップだよお前!
「あははははっ!鷹ちゃん最高ー!」
奴はいきなり爆笑しながら、俺の腕を掴む力を強めた。(かなり痛い!骨折れる!←)
そして再び顔を近付けて、俺に爆弾投下した。
「ここで一発ヤらない?」
「……!」
久々に俺の頭の何処かがプツンとキレた気がした。
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