逃走2日目:貞操危機一髪

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  俺の今日の気分、ブルー 「死ね変態!!」 「っ、痛!」 痛いのは俺の心だ! 「…………」 朝の俺は低血圧気味だから、少し(少し処じゃないが)キレている。 何故?と思う読者もいるかも知れないので、理由を述べよう。 一つ、目の前には上半身裸の彩樺ことモサ頭(今はヅラ付けて無いが細かい所は気にしない) 二つ、厳重に閉めたはずの鍵が開けられている(夜這い防止でドアに五重ほど鍵をつけたのに、全部破壊されてる) 三つ、 「退け」 「嫌だ。それに鷹の所為で俺こんなになっちゃったし」 俺の上に覆い被さり、俺の太股に固いモノを擦り付けてくるから 俺は朝からキレている訳です。 「知るか。早く俺の上から退いてその盛ったモンどーにかしてこい」 「無理~俺、右手で慰めた事ねぇもん」 「初体験も大事だ。だから早くトイレ行ってお前の右手で慰めてもらえやぁあああああ!!」 ここで爆発した俺は、こないだの様に変態蹴って退かし、起き上がった。 .
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