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SHRの間も先程疑問に思った事を考える。
でも全く分からない。
「(大体、黒とか白とかさ、何処見て判断してるんだ…)」
考えても疲れる…、と思った鷹は腕を枕にして机に突っ伏し、目を閉じた。
ここで説明しよう!
黒王子とは鈍感で自分を平凡だと思っている鷹の事。
何故黒王子なのかと言うと、この学園では珍しい漆黒に近い黒色の髪だから。という変な由来。
ちなみに白王子は綾斗の事。
由来は爽やかで黒さの無い笑顔が素敵だからという、鷹の由来よりちゃんとした理由がある。
頭に誰かの声が響く
「……ぇ、…き…て…」
何が言いたいのかさっぱり分からない、というより聞こえない
頼むからもう少し大きく話してくれよ…
と、思ったら今度ははっきりと耳元で聞こえた
「起きなきゃ喰っちゃうよ?」
ふぅー、と耳に息を吹き掛けられ、ゾクゾクする感覚が耳から全身に一気に駆け巡る。
「っ……!!!」
誰だと思い、伏せていた顔を即座に上げると美しい男がいました。(顔が無駄に近い…!)
「だ、誰…」
「あれ?僕の事知らない?」
内心ドキドキしながら聞くと、美しい男は無駄に整った顔で、女が見たらすぐ失神しそうな笑顔を浮かべる。
…確かに美人だけどさ。
俺に笑顔を向けても失神したり、何のアクションも無いぞ?
「まったく知りません」
「……珍しい子もいるんだね」
ちょ、この人何気に失礼な事言いましたよ!?そんなに俺、珍しくねーよ!というか、さっき見た夢もやたら俺に失礼だったぞ。…内容は忘れたけどな!←
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