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正しく言うと昨日から
厄日だったんだと思う。
「ふ、んむっ…」
「っは、その表情誘ってる?」
何キスの合間に言ってるんですか、俺は誘ってませんよ先輩。
ああもう、昨日からキスされすぎだろ俺!警戒心無さすぎだろ俺!
んでもって、
「んん、っあ…!」
キスだけなのに感じすぎだろ俺!
「ん、」
「はぁ、っ…」
散々咥内で暴れて満足したのか、先輩の舌が俺の咥内から引き抜かれる。ちょ、糸引いてる!先輩と俺との間に銀色の糸が引いているの見たら、かなり恥ずかしい!
「顔真っ赤だね」
「誰の、せいっす、か…」
俺は先輩の言葉に反論しつつ、荒れた呼吸を落ち着かせようと酸素を肺に取り込む。
先輩は俺の反論に、ニコリと笑って返してきた。くそ…綺麗な笑顔過ぎて何も言えない、ムカつく!
「そろそろ1限終わるね」
ちらりと先輩が見ている方向を見ると、壁に掛かった時計の長い針が授業終了時間の5分前を指していた。
「…っ、やば!」
時計を見て焦った。確か次は体育だ。体育=教室で着替えるって事は、クラスの皆は此処に帰ってくる。
つまり、何が言いたいのかと言うと、
「コレ、早くどうにかしないとクラスメイトに見られちゃうね?」
俺の息子、まだ起立したままだと言うこと。
「ちょ、どうしよ!?って、んっ」
「イカせてあげる」
軽くパニックになっている俺の事を気にせずに、先輩はいきなり俺の下着をずり下げ、直に中心を握りしめてきた。
し、しかもイカせるって、ええー!?
「せんぱ、やめっ…、」
「駄目、イカなきゃツライのは鷹なんだよ?」
「でもっ、あぁっん…!」
お願いだから止めてくれ!もう泣きそうだから。でも止める気がない先輩は手で輪を作り、上下にその手を素早く擦る。
「や、あっああ、!」
あ、やばイキそう。こんな事彼女にして貰った事無いから、悔しいけど…キモチイイ。ああ俺、悲しきかな…男にイカされるのか。そう思ったら目から汗が流れた気がする。
「キモチ良すぎて泣いてるの?可愛いね鷹。もっと泣かせたくなるよ」
ふふ、と笑った先輩が更に手の動きを速くして、目尻に溜まった涙をペロリと舐めた。
「あ、イクっ…!イッちゃ、」
「イキなよ」
「っう……!」
俺は先輩の一言の後、呆気無く躯をブルっと震わせ先輩の手の中に欲を放った。
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