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視界が白くぼんやりとしていて、自分が絶頂に達したというのが嫌でも分かった。
荒い息を整える俺を何処か偽った笑顔で先輩は見る。
「イッちゃったね、鷹のイク表情とっても可愛かったよ」
そして普通に俺の白濁としたモノを受け止めた手を口元に持っていき、舐めた…って、はぁ!?
「ななな、何舐めてんですか!先輩は馬鹿ですか?馬鹿なんですかあああ!」
「ふふ、誰が馬鹿だって?」
(それ以上言うと犯すぞ?)
慌ててその手を口元から離そうと試みたが、先輩が怖いくらい笑顔で後ろから黒いモノを出してたから無理でした。小心者の平凡には止める事は出来ませんでした!
副声音なんて俺には聞こえない聞いてない!
「ん、ご馳走様。鷹の濃いくて美味しかったよ?」
「………」
素敵な笑顔なんですけど先輩、言っている事と表情が合致しないのは…俺ダケナンデショウカ?
「鷹?」
昨日から有り得ない事ばかりで俺の脳内の許容範囲オーバーになったのか、先輩が俺を呼ぶ声が遠くに聞こえくらりと視界が揺らいだ後、プッツンと意識が途絶えた。
***
真白な世界に久しく会って無い人物が立っている。
「鷹、貴方この学園に受験しなさい。てか受験して受からないと…潰すわよ?」
…翼姉、俺さ脅されてこの学園を受けたよ。でも今めちゃくちゃ辞めたいんですけど。
確かにね翼姉の萌えの要素になるんですけど、俺に何の利益も無いしさ寧ろ俺の何かが減ってる気が…
ああ、翼姉…我が片割れよ。
貴女はかなり鬼畜だね。
翼に少し反論しただけで、俺は綺麗に右ストレートを受けて地面とこんにちはなのだから。
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