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今日のSHRの時に、
「青葉、悪いが放課後すぐに職員室に来てくれ」
と、先生に言われて放課後、職員室にちゃんと来た俺。
そして素直に職員室に来たことを激しく後悔した。
-…今から15分前
職員室に入り、俺の担任である御手洗 一樹(ミタライ カズキ)先生の元へ向かうと、笑顔で俺の方を向いてから話し出した。
「青葉、お前に頼み事がある」
「…嫌な予感がするのでお断りします」
「俺まだ内容話して無いのに!?」
俺の第六感は大体当たるから、絶対この頼み事を引き受ける訳にはいかない。
でも先生も諦める気は無いらしい。
「引き受けないと犯s「喜んで引き受けましょう」…チッ…」
何でそこで舌打ち!?
先生そこはだな、「青葉なら引き受けると思ったんだよ~!」的な事を言うべきじゃないのか!?しかも犯すって言いかけたよな?教師なのに!
「青葉、気持ちが声に出てるぞ」
「マジっすか、すいません」
「…まぁいい。とりあえず今日、転校生が来るから学校案内とその他諸々の世話宜しく」
「えぇー…」
この時期の転校生とか絶対厄介な奴。俺は厄介事は御免だから関わりたくない…のに。
学校案内にお世話って、これ嫌でも厄介な奴と接触しなきゃいけない状況じゃねーか!
「最悪だ…」
俺は自分の日常が崩れる音が、聞こえたような気がした。
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