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里中くんは待ってくれてる・・・顔が近いけど。
「美保」
もう一度私の名前を優しく呼んでくれて、私はその声で決心する。
「・・・・・・修一」
私が名前を呼ぶと、里中くん・・・修一は凄く嬉しそうな顔をしてる。私はその顔を見て、また嬉しくなる。
「美保、これ」
修一に渡されたのは、クリスマスプレゼントだった。
「ありがとう。開けて良い?」
私はプレゼントを受け取って言うと、修一は頷く。私はラッピングを解いて出てきたのは・・・綺麗な水色のマグカップ。
私、水色が一番好きな色なんだよね・・・知ってたんだ。
「ありがとう。凄く嬉しい」
私の言葉に、修一は満足そう。私はまだ、修一にプレゼントを渡していなかった事を思い出す。
「ちょっと待ってて」
私はそう言って、急いで部屋に戻って、プレゼントを持って、修一元に戻る。
「はい、これ私からのプレゼント。」
私が修一にラッピングされた箱を渡す。
「ありがとう。開けて良い?」
私が頷くと、修一はラッピングを解いてる。箱から出てきたのは、紅茶とマフィン。
「紅茶はイギリスから取り寄せたの」
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