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「どうゆう・・・」
「寒いから家の中に入ろう」
修一の言葉を遮って私が言うと、お母さんはますます笑う。
今年は時間が無くて、お父さんや雅人にはクッキーを焼いて・・・マフィンを作ったのが修一だけだから、それを知ってお父さんが拗ねたらしい。
「さぁ、温かい紅茶用意してあるわよ。体暖めなさい」
お母さんはそう言いながら部屋に入って行った。
「美保・・・初詣一緒に行こうね」
「うん」
私達はそんな約束をしながら、暖かい家の中へと戻って行った。
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修一と両思いになってから、初めて迎えたクリスマスは、私と修一の距離を少し縮めてくれた。
好きな人に名前を呼ばれるのは本当に嬉しかった。
ちなみに、私と修一が名前で呼び合ったのを知って純矢と美佐が驚いたのはいうまでもなかったけどね。
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修一と純矢、美保と修一がお互いの名前を呼ぶまでの・・・そんなお話。
Fin.
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