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バレンタインを翌日に控えた日曜日。
私の家には美佐がいる。美佐が私の家にいるには訳がある・・・美佐がバレンタインに手作りチョコを純矢に渡したいと言われて、私の家で作る事になったのだ。
美佐は生チョコを作りたいらしい。私は、修一にガトーショコラを作ろうと思っていた。
「美保、私に作れるかな」
美佐が不安な表情で私に聞いてくる。
「大丈夫だよ。私もお母さんもいるんだしね」
「そうよ、美佐ちゃん。頑張って作りましょうね」
私とお母さんがニッコリ笑顔で美佐を見ると、美佐は安心した表情になる。
ちなみに、お父さんは雅人を連れて、雅紀叔父様のお家に行ってる。
「さっ、始めましょう」
お母さんが私達を促して、私達はそれぞれ作り始めた。
わいわい騒ぎながら楽しく作れた。美佐は初めて作ったとは思えないぐらい、上手に出来ていた。
「美佐ちゃん、上手に出来たわね。純矢くん、喜んでくれるわよ」
「ちゃんと、純矢仕様に甘さ控えめにしたしね」
「美保、お母さん、ありがとうございます」
「いいえどういたしまして。」
明日・・・一体どうなるんだろう。
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