バレンタイン

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「そうそう、美佐、これ作ったんだ」 私は冷蔵庫から取り出した、ラッピングを美佐に渡す。美佐は嬉しそうにラッピングを開ける。 中にはブロック型のチョコが入っている。私は紅茶を入れて美佐に渡す。 「・・・生徒会室では、お茶も出てくるんだ」 美佐は苦笑してる。 「学院長が作ったらしいよ・・・だって学院長時々お茶しにくるから」 私が言うと、美佐は本格的に笑いだした。 「いただきます」 美佐は一口チョコを食べる。 「美味しい。さすが美保だね」 美佐は嬉しそうにチョコを食べている。私もついつい笑顔になる。私と美佐がそんな穏やかな時間を過ごしていると、ぐったりした、修一と純矢が生徒会室に入ってきた。 なんか、よれよれしてる。 「遅かったね。美佐に仕事手伝ってもらったから」 私が刺々しく言うと、 「沢木、ありがとう」 修一が美佐にお礼を言う。 「美佐、待たせたな。ごめん」 純矢は美佐に謝ると、美佐は首を振ってる。私は冷蔵庫から、美佐が作ったチョコが入った袋を取り出して、美佐に渡す。 「美保、ありがとう」 美佐が笑顔になる。
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