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「今まで、俺の事名前呼びするのって、家族と美保達一家位だったからな・・・俺、他人から名前呼びされるの馴れ馴れしくて嫌だったんたよな」
松岡はそう笑いながら言った。そんな思いを持っていた松岡が、こんな事を言う・・・僕は松岡の内側に入っても良いという事なんだろう。
僕は一瞬、空を見上げて、気持ちを整理する。
「・・・純矢、僕の事も名前で呼べよ。」
僕がそう言うと、松岡・・・純矢がちょっと嬉しそうな表情をする。
「あぁ・・・修一、これからも宜しくな。」
僕は純矢の言葉に無言で頷いた。
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これは、美保と美佐が知らない間に修一と純矢が男同士の友情を深めた・・・という、お話。
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勿論、知らぬ間にお互いを名前呼びしている修一と純矢に美保と美佐が驚いたのは言うまでもない。
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