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尻の痛みなど忘れるほど見とれていた。
「………よ」
「え?」
―が、そこで思考が戻ってくる。
ふと携帯を開く。
タイムリミットは残り4分。
「あ゙あぁぁぁぁぁぁぁ!!」
額や背中から冷や汗が滲むのがわかる。
やばい!
無遅刻無欠席の真面目君という称号に傷が……
すでに入ってますけどね。
っと、そんなことより…
「あっ、だ、大丈夫?ごめんね!っと、時間ないから…ホントにごめん!!」
慌てて立ち上がりその場を後に。
「………ぞ?」
走りだした際、お嬢様が何か呟いてた。
しかし、聞き取る暇もなく駆けて行った。
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