聖なる悪魔!?

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「実は…ウチのクラス」 何故小声で話しかけてきたのか理解に苦しむ。 「なんだ、ウチのクラスか……ってウチ!?4組!?」 机を叩き立ち上がるとクラスメイトの視線が集まる。 「た・か・せ・く・ん?」 瑞希先生はばっちりメイクを施された顔、こめかみに青筋を浮かべていらっしゃる。 「失礼しました!」 高速で頭を下げ高速で席につく。 その時間0.46秒。 クラスの一部は笑い、一部は冷たい視線を注ぐ。 今のは反省すべきだ、ウン。 「でわ先ほども言いましたが、このクラスに新しいメンバーが来るので仲良くしてあげてくださいね?」 《はーい!》 みんな手をあげて返事をする。 幼稚園児かっ! と思いつつも手をあげている僕は末期かな? 「では入って来てー」
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