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促されるままに入ってきたそのコは…
まさにお嬢様！
って、あれ？デジャヴ？
俺は目を見開く。
まさについ先程衝突してしまったお嬢様。
そのコがうちに転校生してきた！？
確かに会いたい気持ちはあった。
でも１時間半も経たないうちに会えるとは思わなかった。
「…え！？」
驚きと嬉しさに声が漏れる。
するとそのコと目が合ってしまった。
―ドキッ
心臓が高鳴る。
向こうも俺に気づいたのか目を見開く。
…がすぐに反らされる。
あの時には座って？いたからよくわからなかったが身長は160ちょっとあるみたいだ。
「じゃあ自己紹介お願いね」
コクッと頷くと、彼女は口を開いた。
「佐倉唯(さくら ゆい)です。仲良くしてください。これからよろしくお願いします」
綺麗でおしとやかそうな声で言うとニコっと微笑み頭をさげる。
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