Understanding

次元波動超弦励起縮退半径跳躍重力波超光速航法

背丈は胸の辺りくらい 腰まで伸びた長い髪はきれいに整えられて 靡かせ歩く後ろ姿に抱きつきたい衝動を駆られる 力強い目付きにも瞳は宝石のようで可憐 移り気な性格を体現したようで 愛しい輝きをみせる 申し訳なさそうに遠慮がちにちょこんとついた眉 せいぜい逆鱗に触れないようにその角度がバロメーター 注意を払う 柔らかそうな鼻 思い出した時にでも指で撫ぜると照れるが拒みはしない ひとたび真っ赤になってぐずられると参ってしまう 健康的な色合いの頬 人間も魚も頬肉が一番美味い 膨らむ唇に特別な感情を抱くようになってしまった忙しなく動く口 歯並びも良い 何気なくもきれい 割りとご飯を食べてる口も観察すれば面白い 言ったら怒ったのは何故か いたずらに笑う顔はかわいい 性に合わない表情も笑えるようになってきた まだまだ底知れぬものを秘めていそうだ 小さく不器用そうな指も 本人が得意げな顔もしない胸も マイフェイバリット太もも 女性的なお尻は恥じらい マイフェイバリットおへそ 意表を突いて首筋と耳は敏感らしく常に牽制をかける 寝返りをうとうとしたら シャツをつかまれては望むべくもない 無邪気な寝顔を湛えて羽のように横たわる体に腕を回すと聞き取れない声で少し鳴いた もう少し力を込めて懐にはいると この香りには夢見心地反面 このまま眠るわけにもいかぬと暗い部屋に野性が一人 今日は疲れたのか深く眠っていると見受ける 我慢できない息遣いはどこまでも心を弄ぶ 目がくらむ胸元に近付くとまた鳴いた 誘われる儘 眠りふける様 確かめた感触に存在するひとつの真心 そして動きが変わり未だ寝ぼけた目線を交した 甘えついても許されるだろう 肌でその温かさを味わおう 切ない声を漏らした どうやら起きていたらしい そうかい 毛布でくるまっても恐らくその表情はわかるよ 沸き起こってにこやかに笑いかけてみるか うなってしがみつく腕が放さない