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「よっ!愁夜、おはよう」
「おはようございます
どこかにお出掛け?」
「毎年恒例のやつ!」
雅人がそう言った
毎年恒例…
この時期、アヤメは雅人さんとクリスマスのプレゼントを買いに出掛けるのだ
俺は雅人さんが羨ましかった
知らない人が見たら、まるで恋人同士のようにアヤメは雅人さんと腕を組む
とびっきりのお洒落をして…
「行ってらっしゃい!」
「じゃぁね、愁♪」
俺はいつも見送るだけ
全く、いつになったらそこが俺の指定席になるんだ…
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