苛つく奴

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      「これは?」 「う…ん… あんまり好きじゃない…」 「嘘付け、アヤメが好きそうなやつじゃないか いつまでも拗ねてんなよ!」 「拗ねてなんかないもん」 口を尖らすアヤメ 雅人はアヤメの頭にポンッと手を置くと、顔を覗いた すると背後から声を掛けられる 「こんにちは!」 「え?」 アヤメを覗き込んだままの雅人が振り向く アヤメは翔太に気が付いた 「あっ…、翔太くん!」 「知ってる子?」 「え? うん、まぁ…」                
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