はじまり、はじまり

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「そんなこと言って、私もう18よ??それなのに一度も恋をしたことがないなんて…」 私の文句を、ルナは笑って受けとめた。 「ハルヒ姫は美しいんですから、今にきっと素敵な王子様があらわれますよ」 ルナってば余裕の笑顔浮かべちゃって。 ちょっといじめちゃお。 私は意地悪な目をして返した。 「とか言って。ルナ彼氏いるくせにー」 とたんに赤くなるルナの顔。 驚いた表情でこっちをみてくる。 「知ってらしたんですか!?」 「この間二人が手をつないでるのを見ちゃったの。あの人料理人よねー。かっこいいわよね」 私の言葉にさらに顔を赤く染めるルナ。 ふふ、かわいい。 「もーっ、覗き見なんて、趣味悪いですよっ!!とにかく、あせらないでください」 ルナはそれだけ言って、恥ずかしそうに私の部屋を出て行った。
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