携帯通信

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2005年初夏。 僕は16回目の誕生日をむかえていた。 日差しの強いむしむしした日だった。 夏休みだと言うのに、1日家でゴロゴロする毎日に嫌気がさしてたそんなある日。 僕のもとに宛先不明の一通のメールが届いた。 携帯のメールの事なんだけど。 そのメールは普通とは少し違っていた。 そのメールは次のようなものだ。 そうくん私もうダメかも もう待てないよ (。∋_∈。) 私いつまで待てばいいのかな 😢 あなたを遠くに感じる ごめんなさい こんな内容だ。 僕の名前は蒼也。 たまたまなのか、僕当てなのか。 とにかく返信してみる事にした。 とはいえどう書いたものか。 ナイーブな内容だけに迷う。 僕にこんな恋文めいたラブコールがあるはずもなく、できるだけシンプルに送る事にした。
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