新しいクラスと下駄箱

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「はーい! 今日から私があなたたちの担任をする、 長谷川咲千(ハセガワサチ)、26歳独身で~すっ」 どうやらいつの間にか担任の先生が来ていたみたいだ… 身長はざっとみて150センチぐらい…顔は童顔でまるで… 「なんか……子供みたい」 「ばかっ!お前口にだすなっ!!」 前の席に座っていた進がいきなり僕の口を手でふさいだ。 思っていたことが口にでてしまったらしい。てへっ 「ちょっと!そこのお子ちゃまみたいな、君!!」 と元気よく言い、僕のことを指さしてきた。 ムカッ 「…僕のことですか?」 「君以外誰がいるのよ!」 先生はちょっと挑発的に言ってきた。 「生徒にむかって失礼じゃないんですか?その態度は…?」 「…ぐっ! ……君だって先生にむかって失礼じゃないの?…べーっだ!」 「…ハァ…そんなだから結婚できないんですよ」 僕は聞こえないか聞こえるぐいの声で言ったのに、 「ムキー!!むかつくわ! ちょっと顔が可愛いからって! そうよね! 今は可愛い系男子の時代ですもんね!フン! …君には先生をからかった罰として、 その後ろの席の遅刻してきた子と今日、掃除してもらいます!」 ―
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