登校と明の両親

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僕はためらいながらも 玄関のチャイムをならした 【ピーンポーン】 すると、少し明ちゃんに似たような声で 「はい?こんな朝はやくから誰ですかあっ? …あっ!もしかして、まーくん?いや~んわたしまだ化粧してな~いっ!」 ………ま、まーくん… えっ、え~っと、ちょっとツッコミ所が多すぎて困るなあ… 「あの~木村さんのおたくですよね?僕、川田って言うんですけど明ちゃんをお願い…─」 「まあまああ!! やっぱりまーくんじゃないの~ わたし、今すっぴんだけど、 生でまーくん見たいし…「ちょっとお母さん!!…ごめんね真尋君門開けるから入ってきてっ」 「う、うん…」 あ、さっきの明ちゃんのお母さんだったんだ……あははっ 朝から元気な親子だなあ… ─
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