第二章~文久3年 1863年~

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『チュンチュン……ピチチチ…』 小鳥の可愛らしい囀り(さえずり)が聴こえ、意識が戻った。 「ん゛……ここどこだろう?」 今、自分が居るこの場所はどこだろうか・・・ 「痛ッ……!!」 急に,右肩に激痛が走った。 恐る恐るそこを左手でそっと触れてみる……。 『!?』 左手に血がベットリと付着していた。 恐怖と痛さで目を丸くする事しか出来なかった。
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