第二章~文久3年 1863年~

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「お前、見慣れぬ格好をしているな……。」 突然、トーンの低い男の声が足元から聴こえて来た。 「え? と、その前に!!ここはどこですか?」 変な事を聴くなぁと不思議に思いながら、怪我をしている部分に気を掛けてゆっくりと起き上がり男を見た。 目の前の光景に唖然としてしまった……。 茶筅髷で袴を着,草鞋を履いている男がいた。 ついでに刀も腰に携えている。 それはまるで、『江戸時代』の人のようであった。
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