第二章~文久3年 1863年~

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『いやぁ、まさかね。あははははは(^○^) 単なる夢っしょ夢!! ...でも周りには見た事がない風景だし、さっきまでは宿にいたのに。 ん?や…ど……』 「宿!!……痛ッ」 急に体を動かしたせいで、傷口が少し開いたような感覚がした。 「お前ッ…!怪我しているじゃねぇか! 直ぐに医者に見て貰わねぇと!!」 そう言うと、懐から布を取り出して歯で引き裂き、それを怪我をしている所に縛った。 「あ...すみません。」 「礼は後でだ!! この怪我を医者に見せた後、お前が何者であるかを調べさせて貰う。」 言い終わるとひょいと軽々しく背負い、どこかへ走って行った。 ‐*‐*‐*‐*‐*‐*‐*‐ 途中... 『この人の背中、なんか安定してるし暖かいなぁ……ふぁあ…』 寝てしまった。
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