第二章~文久3年 1863年~

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「しかし…土方さんにも珍しい事が有りますね! 怪我人をわざわざ屯所におぶって連れて来て、医者まで呼んで手当てさせるなんて…! 何か有ったんですか?」 「…見た目から怪しいじゃねぇか。それに、ここいらじゃ見掛けねぇ面(つら)してやがるし、俺の面見た途端に顔を青くさせたしな。 不逞浪士の輩かもしれねぇ。」 「ふ~ん。」 暫く沈黙が続いた。 「ッ…朝?」 ようやく目を覚ました。
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