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怖さと不安と訳が分からないこの事態に頭が混乱し、とうとう糸が切れたように涙が溢れ出した。
「ぅうう゛...うわぁあん゛!!」
自分でもビックリする位、大きな声で泣き、その場に崩れ落ちた。
「あーっ!土方さんが女子を苛めたー!!」
「うるせー!テメェもギャーギャーゃー泣くんじゃねぇ!子供(ガキ)か!!」
私が泣き止むまで暫く、この言い合いは永遠と続くのでした。
‐*‐*‐*‐*‐*‐*‐*‐
「あ、あの...取り乱してしまってすみませんでした。」
顔が熱くなるのを感じた。あんなに泣いたのは久しぶりだった。
「大丈夫ですよ。少し驚きましたが。」
「...すみません。」
「全くだ。いい迷惑だったぜ。」
先程からこの¨土方¨と呼ばれる男は、かなりの殺気を出している。敵意を剥き出しすぎだ。
まあ、それはほおっておいて...
「貴方があたしを助けてくれた人ですよね?」
一先ず落ち着いて、お礼を言う事にした。
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