reexpedicion-レエスペディシオン-

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今何が起こってるんだ? 目が覚めたら井上がいて そして、あいつらは確かに破面だった。 破面はあの時、俺達が・・・ それに何故親父がここに・・・ つーかココは一体何処なんだ。 「おい、ちょっと待ってくれよ。ちゃんと説明しろよ。」 「とにかくついてこい。話はそれからだ。」 一心はそういうとさらにスピードをあげた。 「お、おい」 とにかく、走ってついていくしかなかった。 「もう少し我慢しなよ。」 「うん。」 「よし、フスティシアに入った。ここいらでいいだろう。」 一心は一見さっきと変わらない森の中で立ち止まった。 「親父、ちゃんと説明してくれ。一体これは・・・」 「まぁ、そう慌てんな。先に感動の家族の再会とでも」 「親父!そんなことより・・・」 「お兄ちゃん」 いきなり、白いコートの少女がとびついてきた。 「おわっ!」 「ずっと、ずっと、淋しかったよぉぉ。」 遊子はコートのフードをとった。 「遊子!んじゃ、そっちは」 夏梨もフードをとって 「一兄、久ぶり!」 「お前等、死神になったのか?んじゃああの虚弾をとめたのもお前達か・・・」 「ああ、あれをやったのは遊子だよ。あの後あたしがあの破面をやる予定だったのに ・・・一兄がいない間、修行してたから」 黒崎兄弟は久しぶりの再開に、一護すらも笑っていた。 「あの~、遊子ちゃん。小田さんと坂井さんの怪我を治してくれない?」 織姫は申し訳なさそうに言った。 「そう、自分を責めるな。今は耐えろ。」 一心は軽く織姫の肩をたたいた。 「遊子、やってやってくれ。」 「うん。」 遊子は残魂刀を抜き 「響け、弧鐘!」 シャリーン シャリーン 心地良い鈴の音から優しい霊圧が伝わってくる。 すると、すこしづつ二人の傷が回復していった。
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