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坂「織姫様こちらです。」
死神二人に連れられて白き衣を身にまとった織姫は一歩ずつ懸命に歩いていた。
のどかな光と優しい風にみまわれた森の中、3人は気を尖らせて進んでいた。
坂「着きました。」
黒髪の死神はそういって、森の中で立ち止まった。
軽く織姫を見た後、
小田「貫き通す深紅の勾玉よ
時つげる大橋の御霊となれ
バクドウの六十一樹里塊裂!!」
ふわぁと辺りの幻術がとかれ、一瞬何も変わってないように思うが、目の前には
織「黒崎くん…」
結晶に閉じこめられた黒崎一護の姿があった。
坂「織姫様。」
そう言われると、織姫は静かに頷き、ゆっくりと一護の方へ歩いていった。
二人はその様子を緊迫した表情で見つめていた。
織「シュンオウ アヤメ
双天帰盾!私は拒絶する!!」
淡い光が結晶を包み、少しずつ結晶は光となって消えていった。
そして…
一「ぶはっ!ここは何処だ?俺…」
織「黒崎くん」
一「井上!…俺はどうしてたんだ?」
織「黒崎くん、話は後で。ここは危険だからすぐ…」
小田「織姫様、この霊圧…!!」
織「黒崎くん、とにかく来て…」
そして、すぐに森の中を走り出した。
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