プロローグ

2/4
1556人が本棚に入れています
本棚に追加
/166ページ
この世界には太古の昔より魔法というものが存在した。 それは、空気がそこにあるのと同じように存在した。 そして、その中で生まれた人間や動物、魔物は誰に教わるでもなく魔法の存在をを知っており、また、使っていた。 しかし、この世界にはこの世界の物理法則に反したものが一つあった。 それは錬金術。 それを生み出した者は『フォン=シヴェリウス』というパルティア王国の者であった。 錬金術は特異な能力であったため彼とその一族は迫害され、世界の陰でひっそりと生きてきた。 あるものは名を変え、あるものは顔を変え生きたが、あるものは、絶望のあまり自らの命を絶った。
/166ページ

最初のコメントを投稿しよう!