彼女は誰?

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事故だ。 表の通りがざわついている。 「キャーッ!」 「人がひかれたぞ!」 「早く救急車を呼べ!」 誰かの声が聞こえてくる。 大丈夫かと気になったけど、行ってもすぐに野次馬で見えなくなるだろうから、裏道にいた僕はそのまま歩を進めた。 そして僕は血を見るのが苦手だった。 見ると全身の力が抜けてしまうのだ。 『ドンッ』 「わっ!」 誰かとぶつかった。
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