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「え?えっと……武器は刀で……あと肩に黒い猫がいました」
ユリアが答えた後にユウリとシオンとミルフィは驚きの声をあげた。
次の瞬間にはユウリはどこかに向かおうと走り出していた。
「っ!!アレイン!!リア!!」
「まちなさい」
ユウリはテラスから飛び降りようとしたがシオンにより阻まれる。
「っ!?邪魔をしないでください!!あいつが!!アレインが生きていたなら探さなきゃ!!」
「だとしても今は王宮を離れてはダメよ。ただでさえ魔導騎士はさっきの襲撃で少なくなってるの。それにさっきのあの魔物がいつまた現れるかわからないわ」
「っ!くっそ!」
「今は耐えるんだ……あの子が生きていたならいつか会える。」
「アレイン…!」
ユウリのその瞳は悔しさに揺れ動いていた…
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