111人が本棚に入れています
本棚に追加
「…なんとゆうスピード…」
かなりのスローモーションにしてようやく男の姿が映る。
だが顔はフードで隠していたために見えていなかった。
「この者……下級のシャドウでは話しにすらなりません。上級でも足止めすら……」
「いかがなさいますか?クロウ様」
「ふむ……その者の魔力は探知できるのか?」
「はい、僅かながらですが魔力を察知できましたので。ですが今は反応をロストしました」
「ふむ……これほどの強者。放っておけば障害になるか……。いずれそやつの正体をシャドウを使って確かめるとしよう。もしかすると最強と呼ばれているあの者達の1人やもしれぬ」
「あの!?」
この部屋にいる者がいきなりざわつき始める。
「下手に手を出せばこちらにとんでもない被害がでるだろう。そやつの魔力を探知できるまでアラスローラには手を出すな。探知できしだいシャドウをそやつに向かい放ち正体を確かめろ。よいな?」
「「「はっ!」」」
最初のコメントを投稿しよう!