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「ねえねえ、教会で待ってる子供達に映像とって見せたいから今日は泊まっていかない?」
「……あいつらにか?」
「うん」
「……行ってこい」
「はーい」
リアは明るく返事をした後、アレインの肩から降りて屋根にジャンプして飛び移りどこかに消えていった……
今、明らかに途中で野良猫に襲われていたが…
まぁ多分どうにかなるだろう。
リアが言うには、前回この王都であったらしい野良猫の猫戦争とやらに参加して、リアは生き残ったらしい。
どんな戦争か知らないが猫のための猫による猫の大喧嘩らしい。
そんな喧嘩に生き残ったなら手助けはいらないだろう。
「…………行くか」
アレインは途中までリアの姿を目で追った後、右手にある黒い布に包まれた小包を持ち直しある店に向かう。
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