仮初め

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目的の場所はアラスローラの正門から歩くこと30分くらいの位置にあるアートとゆう酒場だ。 扉を開ければカランカランとベルが鳴り響く。 それと同時に店内のカウンター内にいた男がアレインに振り向いた。 「おう!いらっしゃ──ってアレインか」 男が嬉しそうに笑った後、アレインはカウンターにある席に座った。 「俺で悪かったな、マスター。ほら、依頼の品だ」 アレインは小包を酒場のカウンターにいたマスターに投げ渡す。 「おいおい、投げるな。ふむ……確かに依頼の品だな……受け取った。報酬はこれだな」 マスターは小包の中身を確認すると、お金が入った小包をアレインに投げ渡す。
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