beautiful

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電車の中 よく晴れた日のような音楽が 男の口からもれていた 時々鼻を抜け出したメロディーは 小鳥になって春と握手をしていた 季節は夏だというのに 愛しい人に 会いに行くのだろう 私は斜め向かいの席で 零れてくる意味の解らない英語の歌詞と 電車と空気とそれから ピンク色の男と一緒に静かに揺れた 無性にあの人に会いたくなった 伝染してしまった幸福の行き着く先は 彼の耳の中だ  
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