200人が本棚に入れています
本棚に追加
「ほら、あがれよ」
「すまないな」
「風呂沸かすからその辺でくつろいでな」
「ああ…。」
…ダメだあの時のことを考えると震えが止まらない。
俺はあいつらに………
「…ヅラ?大丈夫か?」
「え?…ああ、何でもない。」
ぎゅっ
突然、銀時に抱きしめられた。
「……俺のことも怖い?」
「…怖くない」
「じゃあ…これは?」
ちゅっ
「…っ!」
「怖い?」
「………怖くない」
「…よかった………
お前のあの姿見て
本当に許せなかった。
大事にしてきたお前を
あんな奴らになんて思うと
ただ、許せなかった。
殺したって足りなかった。
あいつらはお前を知らない。
俺はお前を知っているのに。」
「銀時…」
「俺のせいで怖い思いさせて…っ」
「銀時、俺もお前を知っている。
これ以上自分を責めるな。」
「ヅラ…
お前を独り占めしたい。」
「………っ」
「ダメ?」
「…聞くな…っ!」
「…クスッ
お前顔真っ赤。」
最初のコメントを投稿しよう!