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合流ポイント。
既に待機していたフェルド、ティエラの元に槍を背部に盾を左手に装着したセティの機体が姿を見せた。
「あれ? レイカは?」
2人に合流したセティが、まず最初に疑問に思った事だった。
先に逃げ出した新人を追ったレイカが未だに合流ポイントに表れない。
1人の新人にベテランのレイカが負けたとは考えにくい。
「何かあったのかしら」
『呼び掛けてみるわ』
セティの疑問に応えるように、ティエラがそう言った。
しかし、ティエラがレイカに呼び掛けようとした直前に、フェルド、ティエラ、セティの三人の魔導機内に声が響く。
『三人共、レイカの援護に回れるか』
「副隊長?」
声の主は11番隊の副隊長、アルギス。
「コイツ強いぞ」
そのアルギスが狙撃用ライフルのスコープから見たのは、一機の魔導機に徐々に追い詰められていく恋人、レイカの姿だった。
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